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等伯 上・下巻 by 安部 龍太郎

図書館から予約本の知らせがきて
はたっと頭をひねったのが今作!

自分でなぜ予約入れたのかすっかり忘れてました。
2012年下半期直木賞受賞作でした。

そして、例のごとく手元に上・下巻同時に
転がり込んできました。

室町幕府の終わりから安土・桃山時代の
幕開けと衰退の激動期を
画家の視点というか
時の権力者の権威、思想を表すことを
要求され具現していった絵師の視点から
歴史をひもといていけるので
そこがとても面白かったです。

当時の寺院のあり方とかパトロンそしての
役割もすごく興味深く
また朝廷側にすごい切れ者がいて
天下取りの天秤にどれほどの采配を
ふるっていたかなど、
時代小説の醍醐味が味わえました。

長谷川等伯の絵は図録では目にしてますが
多分、どの作品も直接目にしていないんじゃないかと、、、
なさけないほどに記憶がさだかではありません。
有名過ぎてつかみどころがないというか
様々なメディアで見ているせいかも

私的に今一番見たいのは「松林図屏風」ではなく
「松林図屏風」

等伯 枯木猿





内容紹介
第148回直木賞受賞!
都に出て天下一の絵師になる――武家から養家に出された
能登の絵仏師・長谷川信春の強い想いが、戦国の世にあって
次々と悲劇を呼ぶ。身近な者の死、戦乱の殺戮……
それでも真実を見るのが絵師。その焦熱の道はどこへ。
商品の説明をすべて表示する





内容(「BOOK」データベースより)
誰も見たことのない絵を―狩野派との暗闘、心の師・千利休の自刃、
秀吉の世に台頭する長谷川派を次々と襲う悲劇。亡き者たちを背負い、おのれの画境に向かう。
とこしえの真善美、等伯がたどりついた境地。
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テーマ : 最近読んだ本
ジャンル : 本・雑誌

ペトロ by 今野 敏

王様のブランチで取り上げられていて
興味をもち図書館で3ケ月待ちで到着!

今野敏作品はお初です。

殺人事件の現場に残された
ペトログリフ(古代文字)
その謎を解明するのは、
警部補と大学教授のバディ

日本が舞台で一体どんな風に
話が進むのかと期待感一杯だったのですが、、

殺人事件と古代文字、そして考古学の世界
という背景が仇となって
いかんせん人物の相関関係に広がりがなく
犯人の存在感も動機もどうにも薄すぎて
正直肩すかしをくらった感が否めませんでした。

それでも考古学、言語学、民俗学に通じ
日本で教鞭を執るユダヤ系アメリカ人
ジョエル・アルトマン教授の登場は
とっても新鮮で興味深かったです。
この教授の講義を聞いてみたい♪


【送料無料】ペトロ [ 今野敏 ]

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価格:1,680円(税込、送料別)



【内容情報】(「BOOK」データベースより)
高名な考古学教授の妻と二番弟子が相次いで殺された。それぞれ現場の壁には異なったペトログリフが刻まれていた。日本の神代文字と、メソポタミアの楔形文字だ。これらは犯人が残したものなのか?その意味は?警視庁捜査一課の碓氷弘一はペトログリフに詳しい人物を探し求める。そして出会ったのは、考古学・言語学・民俗学に通じ、さらに鋭い議論のテクニックを持つ、風変わりな外国人ージョエル・アルトマン教授だった。刑事も教授も、真実を究める姿勢は同じ。捜査のプロと学問のプロが、強力タッグで犯人を追いつめる。

テーマ : 最近読んだ本
ジャンル : 本・雑誌

RDG レッドデータガール(1) by 荻原 規子

可愛らしい巫女さんのお話かとおもいきや、
もっともっとスケールの大きな話でした

古くから人々の熱い信仰を集める熊野の地
その奥深い山奥の神社に生まれ育った泉水子(いずみこ)は
生まれてから一度も鋏を入れていないかもしれない
長い髪をきっちりと二本の三つ編みにし
住まいである神社と学校を往復するだけの
もの静かで引っ込み思案の中学生

高校進学の面談を直前にして
”普通の女の子”としての生活がおくれたらと、
前髪を切りますが、それがきっかけとなり
彼女の秘めたもの、運命が大きく動き出します。

とは言っても、泉水子はとにかく
引っ込み思案で日々の生活の変化にも
おどおどしてしまっているのと
その彼女のおっとりさというか気弱さを
丁寧に描写しているので
前半の展開はかなりゆっくりで
読み出した時は短期間で読み進めることが
できるのかちょっと不安になりました。

その反面、父の友人の息子 深行(みゆき)が
登場し、なんと泉水子に”仕える”ために
父親に強制的に転校させられたと怒りを
あらわにぶつけられる理不尽な日々を
おくらざるおえなってしまう中
 やっと物事にまっすぐ向き合い
打開していく方法を考えなきゃだめだと
思い始める過程が丁寧に描かれているところが
少女の成長の物語なんだとしみじみ思いました。

後半は物語が大きく動き出し
息をのむような展開で一気に
読んでしまいました。

レッドデータ、絶滅危惧の貴重な存在となる
少女の物語の幕開けです。




世界遺産、熊野古道にある玉倉神社。そこで育った泉水子は中学3年まで学校と家の往復だけの生活を送り、男子が苦手。それなのに、高校進学は父の友人の息子・深行と東京の高校に入学することに決められてしまう。反発する二人だったが、修学旅行先の東京で姫神という謎の存在が現れ、さらに恐ろしい事件が襲いかかる。一族には大きな秘密が・・・。
現代を舞台にした学園ファンタジー。

テーマ : 最近読んだ本
ジャンル : 本・雑誌

クエーサーと13番目の柱 by 阿部 和重

こちらも王様のブランチの紹介から図書館にて

人気アイドルの動向を資産家の指示のもとに
組織的にパパラッチするチームの面々が一転、
追われる立場から追われる立場となって
一人また一人と襲撃を受ける。
一体何がおきているのか!

 序章いきなりダイアナ妃の悲劇の記述から始まり、
現在の日本で一人のアイドルの追っかけというより
秘密裏にかつ広範囲、組織だってのパパラッチ行為を
続ける主人公達の話へとテンポよくすすんで
スラスラ読めました。

しかし物語の終盤は、これまでの話の展開が
  回収しきれてなくて消化不良でした。

 スマートホン、ネットの掲示板のスレッドなど、
現代社会で一歩間違えれば入り込んでしまう闇の
世界の中での感情表現を一切排除した文体は新鮮でした。





内容説明
元写真週刊誌の記者・タカツキリクオは、雇い主のカキオカサトシの指示のもと、人気アイドルをターゲットとしたパパラッチ行為を生業とするモニタリングチームの一員。ターゲットの呼称は「Q」。ある日、カキオカは追跡のターゲットをそれまでのアイドル・ユイから新興のアイドルグループ・ED(エクストラ・ディメンションズ)のミカに突如変更する。それに伴いチームも再編されることになるが、ミカを追跡するにつれ、新たに加わったメンバー、謎の新人のニナイケントという男が不穏な動きを見せ始める……。
雇い主の真意は? 「Q」の意味とは? そしてニナイの本当の目的とは? 『ピストルズ』から2年、手に汗握るノンストップエンタメ長篇。

テーマ : 最近読んだ本
ジャンル : 本・雑誌

楽園のカンヴァス by 原田 マハ

今日も今日とて めまいがしそうなほど暑いです。
30度超え、、、 9月もなかばなのに
ここは本当に北海道なんだろうか?
いいや密林だよきっと、
 この絵のような・・・・

ということで王様のブランチで紹介されてた
原田マハ作 楽園のカンヴァスを読みました。

未発表のアンリ・ルソーの大作の真贋を
めぐるミステリー

 表紙の絵画はMoMA(ニューヨーク近代美術館)収蔵の 
 アンリ・ルソー作 「夢」
 この作品とほぼ同じ構図、タッチ、サイズの作品が
 スイス、バーゼルの伝説のコレクターの元に!
 その作品の名は「夢をみた」
 この真贋の究明依頼を受けたのは
 MoMAの学芸員ティム・ブラウンと
 日本人研究家早川織恵
 真贋を見極めた者の報酬は
 この作品におけるすべての権利!

美術館の運営、企画展の準備過程、
アートビジネスの華やかさ、深淵、
美術に対する目覚め、喜び、とまどい、感動、
画家とその作品をとりまく世界、

もう〜いろいろとひっくるめて堪能しました。
人に喜びをもたらす美術作品の美しさ
一方でその美しさは金という欲望の嵐も呼び込む
 その嵐に飲み込まれ闇の中に閉ざされてしまうのか
 名作として多くの人に喜びを与え続けるのか

日本での美術館勤務を経てMoMAのキュレーター
をしていたという作者の美術作品に対する
造詣、愛着の深さに酔いしれました。

ただ、
話の構成や登場人物の登場の流れが
凝った割には 実にあっさりとした描写で
話がおわっちゃうのは残念でした。


【送料無料】楽園のカンヴァス [ 原田マハ ]

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価格:1,680円(税込、送料別)



【内容情報】(「BOOK」データベースより)
ニューヨーク近代美術館の学芸員ティム・ブラウンは、スイスの大邸宅でありえない絵を目にしていた。MoMAが所蔵する、素朴派の巨匠アンリ・ルソーの大作『夢』。その名作とほぼ同じ構図、同じタッチの作が目の前にある。持ち主の大富豪は、真贋を正しく判定した者に作品を譲ると宣言、ヒントとして謎の古書を手渡した。好敵手は日本人研究者の早川織絵。リミットは七日間ー。ピカソとルソー。二人の天才画家が生涯抱えた秘密が、いま、明かされる。

【著者情報】(「BOOK」データベースより)
原田マハ(ハラダマハ)
1962年、東京都小平市生まれ。中学、高校時代を岡山市で過ごす。関西学院大学文学部日本文学科および早稲田大学第二文学部美術史科卒業。マリムラ美術館、伊藤忠商事、森ビル森美術館設立準備室にそれぞれ勤める。森ビル在籍時、ニューヨーク近代美術館に派遣され同館にて勤務。その後フリーのキュレーター、カルチャーライターに。2005年「カフーを待ちわびて」で第一回日本ラブストーリー大賞受賞、デビュー

テーマ : 最近読んだ本
ジャンル : 本・雑誌

ダンナ様はFBI by 田中 エミ

奥さまの名前はエミ。そして、
だんな様の名前はダーリン。(仮名)
ごく普通の二人は(どっちも違う)、
ごく 普通の恋をし(いや〜あの出会いはない)、
ごく普通の結婚をしました。(・・・・・)
でも、ただひとつ違っていたのは……
 ダンナ様は 元FBIだったのです!

ということで、
仕事の最中にうっかりFBI職員に見初められ
うっかり結婚してしまい
トンデモ生活を謳歌された
コピーライター 田中エミさんのエッセイ

おつきあいから、プロポーズ、結婚生活、
すべて筋金入りのFBI流処世術、危機管理で
マイペースをつきすすむダーリンに
振り回される抱腹絶倒の日々

いや〜笑いましたし
人付き合いにおけるとっても大切なことも
披露されていて感心することもたくさんありました。

戦略をやんわりと
愛情オブラートにつつんで
 我が道をつきすすむダーリンさんに
結局は丸め込まれてラブラブ結婚生活

しかしドラッグや非社会的行動
に関わったミュージシャンの
アルバムはだめと
妻の青春時代の証とも言える
秘蔵のLPを勝手に処分するとは

そして文庫版あとがきに
記載されていた内容 
あれはないっ!

見初められる心配?は一切ないけれど
私じゃつとまらないし、
御免こうむるなと思いました。

笑いある自己啓発書として読むのもおすすめです。


ダンナ様はFBI (幻冬舎文庫)ダンナ様はFBI (幻冬舎文庫)
(2012/02/09)
田中 ミエ

商品詳細を見る



内容紹介
これ、すべて実話です。仕事一筋だった私が結婚したのは、元FBI捜査官。出会いからして風変わりな二人の日常は、驚きと発見と笑いの連続。「玄関の鍵は、日本一腕のいい錠前屋に頼むべし」「デパートでも居酒屋でも、トイレに入る前はFBI式チェック」「仕事靴はハイヒールのみ」などなど、彼のトンデモ指令は尽きることがない。ダーリンの過剰な愛と正義感が今日も弾けまくる!愛と成長とドタバタの日々を描く国際結婚エッセイ。
【目次】(「BOOK」データベースより)
1 運命のダーリンがやってきた(私の行く手をさえぎったダークスーツの大男/どうして私の電話番号を知ってるの? ほか)/2 愛のささやきは「フォーユアセイフティ」(大統領の執務机と障子板16枚を船便で!?/ダーリンは夢を見る。私は重い現実を引き受ける ほか)/3 FBI直伝・家庭も仕事も楽しむ10の掟(家庭と仕事を両立させてこそ人生は楽しい/相手の服装が発するメッセージを読みとれ ほか)/4 FBI直伝・自分の魅力をアップさせる10の掟(初対面の人には時間差で2度微笑みかけろ/出会って最初の1分間は、相手に尊敬を伝える時間 ほか)/5 日本の安全はボクが守る(独身最後の英国旅行で「重要参考人」にされる/彼は元X国大使だ!一度見た顔は忘れない ほか)

【著者情報】(「BOOK」データベースより)
田中ミエ(タナカミエ)
コピーライター。シャネルなど女性関連の雑誌・新聞広告を広く手がけるほか、朝日新聞求人欄「仕事力」を10年、同「あの人とこんな話」を20年以上にわたり担当。これまでに取材した相手は1200人を超える。『ダンナ様はFBI』がエッセイのデビュー作

テーマ : 最近読んだ本
ジャンル : 本・雑誌

緋色の研究 by コナン・ドイル

TV版映画版の影響で
脳内で”旬”なシャーロック・ホームズ 
小学生か、中学生で読んでいたつもりですが、
日々乏しくなっている記憶をさぐると
「まだらの紐」や「バスかヴィル家の犬」くらいしか
読んでいないことが判明し (おまけに多分子ども向け版)
こりゃー一度ちゃんと読もうということで
手にしたのがこれ!



図書館で借りるとか、他の出版社からも色々出ているんですが
決めてはやっぱり”表紙”でした。
 (あと、翻訳家が女性ってのも)
カバーイラスト えすとえむ氏 
なんか名前に聞き覚えがと思ったら
注目雑誌ITAN
  (↑といいつつ買ってませんが、とにかく気になっている)
の大注目の作家さんの一人  BL作家さんでもあるんだ?!

お話はいわずもがな
 ホームズとワトソンの出会いの話です。
同居人を募集中の二人が出会った場は
大病院の実験室 
 新しい血液検査薬の実験成功に大喜びしているホームズに
 実直な感想を述べるワトソン 

一般的な自己紹介なんてすっとばして
 同居のためには互いの欠点の把握が重要と
 自己の欠点自慢が始まるのは
 さすが変わり者のホームズですが、

ただいま当方の頭の中はカンバーバッチ・ホームズが
90%をしめているので 
「原作のホームズってそれほど慇懃無礼じゃないじゃない」
とか
 「ワトソンの率直な賞賛に頬をそめたりして謙虚な人」
など
 TVドラマのフィルターがかかったままで
事件の概要や推理の冴えよりも 妙なところで
感心している自分がちと悲しかったです。

犯行の手口というか駆け引きの内容は
とても納得のいくもので面白かったです。

ただ一部の最後でいきなりホームズが犯人を捕まえ
 「これで事件決着。いかなる質問にもこたえましょう」と
終わったのに

 第二部ではいっきなり舞台は
 開拓時代のアメリカで
 さらに知らない人名がだだだ〜と出てきたのには
 面食らい、
 ホームズってやっぱりTV版のようにいけずで
 推理披露してくれない気なの???と
 一瞬、本気で半泣きになりました。

がっ こちらは犯人が犯行にまで至った道のりの
 長〜いお話で、ええ〜こんな理不尽なことが、、と驚いたり
 彼の驚異的な執念の復讐劇にはうなってしまいました。
しかし”この”宗教団体からクレームって入らなかったのかな?
 
とつらつら書いてはいるのですが
もうどうにもこうにもTV版が頭から離れていなくて
横に本を置いてblog書いている今も
「私、本当にこの本読み終えたのかな」と
狐に化かされた気分です。 

テーマ : 推理小説・ミステリー
ジャンル : 本・雑誌

スタンド・バイ・ミー by 小路 幸也

今日はプライベートの生徒さんがキャンセルで
ひたすら 小路幸也著 東京バンドワゴンシリーズ三作目
「スタンド・バイ・ミー」を読んじゃいました。

東京の下町にある大家族が営む古書店「東京バンドワゴン」を
舞台とした 古き懐かしきホームドラマの世界!!
 人情あり、ミステリーあり、そしてLOVEあり

手堅く安心して気分良く読めました~


【送料無料】スタンド・バイ・ミー

【送料無料】スタンド・バイ・ミー
価格:600円(税込、送料別)



【内容情報】(「BOOK」データベースより)
東京、下町の老舗古本屋「東京バンドワゴン」。営む堀田家は今は珍しい三世代の大家族。今回もご近所さんともども、ナゾの事件に巻き込まれる。ある朝、高価本だけが並べ替えられていた。誰が何のために?首をかしげる堀田家の面々。さらに買い取った本の見返しに「ほったこんひとごろし」と何とも物騒なメッセージが発見され…。さて今回も「万事解決」となるか?ホームドラマ小説の決定版、東京バンドワゴンシリーズ第3弾。

【目次】(「BOOK」データベースより)
秋ーあなたのおなまえなんてぇの/冬ー冬の稲妻春遠からじ/春ー研人とメリーちゃんの羊が笑う/夏ースタンド・バイ・ミー

テーマ : 最近読んだ本
ジャンル : 本・雑誌

バチカン奇跡調査官 サタンの裁き by 藤木 凛

バチカン奇跡調査官シリーズ 第二弾
一作目(感想)が結構面白かったのと
図書館でチェックするとちょうどあったので借りて読みました。

架空の国ソマフ共和国の協会に腐敗しない死体が存在し
それを奇跡と認定するか否か ということで
バチカンから天才科学者の平賀と、
古文書・暗号解読のエキスパート、ロベルトが派遣され調査が
行われます。
 前作同様、バチカンの伏魔殿ぶりや
禁書などのうんちくは楽しめましたが、
全巻同様 肝心のミステリー部分は不完全燃焼
 猟奇的な殺人事件の数々が起こるだけで
犯人が分かっても動機や犯行時の行動はうやむや

黒幕は行方不明で今後に期待というのは
どうにも消化不良で このシリーズ読むのはここまでに!




腐敗しない死体の謎を解けーー!? 天才神父コンビの事件簿、第2弾!
美しき科学者・平賀と暗号解読のエキスパート・ロベルト。天才神父コンビが新たに挑むのは、腐敗しない大預言者の死体の謎。二人は早速熱帯のソフマ共和国に飛ぶが、ロベルトのまわりで奇怪な現象が起こり始め……!?

テーマ : 最近読んだ本
ジャンル : 本・雑誌

なずな by 堀江 敏幸

王様のブランチで紹介されていた”育メン”物語

弟夫婦の交通事故と病気のため
生後2ケ月の姪「なずな」の世話をしなければならなくなった
40代の独身男性の日々

ミルクの温度の確かめ、ゲップをさせて
おしめを変え、便の変化で健康状態や
成長の様子を知る
 細かな子育ての描写が続きます。

気楽な独身生活から
 赤ん坊を預かったことによって
行動半径が限られていく一方で
 「なずな」を中心とした人とのつながりが
どんどんと深まっていき
これまで想像したことのなかった世界が
広がっていく様子が愛情一杯に描写されていました。

主人公の地方紙(タウン誌)の記者という職業にからめて
「なずな」と一緒にいることで
人と知り合うきっかけや 
その地域が育んできたささやかな社交の場の
なりたちに触れていくのもとても面白かったです。

 人が生を受け育っていくということは
おおくのの手を必要とする一方で
おおくのの情愛を産み出している



引用 

なずなは、生後3ヶ月を過ぎた赤ん坊である。女の子である。  
この二つの条件を満たす存在は数限りなくあるのに、
なずなは、なずなでしかない。  
せりでもはこべらでもなく、ナズナでしかない 
― 254ページ


頬を寄せるなんて、人間にとっては最高の贅沢ではないか。
向き合う努力と苦しみを乗り越え真剣に密着して、
同じ方向をながめることのできるたったひとつの姿勢 
― 323ページ

1月25日読了


なずななずな
(2011/05/02)
堀江 敏幸

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生後2ヶ月の女の子と過ごすイクメン小説!
「世界の中心は、いま、《美津保》のベビーカーで眠るなずなの中にある」--ひょんなことから授かった生後2ヶ月の「なずな」。かけがえのない人々と、二度と戻らない日々を描く待望の長編小説。
【内容情報】(「BOOK」データベースより)
私は守っているのではなく、守られているのだ、この子に。なずなに。かけがえのない日々とかけがえのない人々を描く待望の長編“保育”小説。

テーマ : 最近読んだ本
ジャンル : 本・雑誌

動機 by 横山 秀夫

四つの話からなる短編集
それぞれの作品の主人公は
表題作「動機」は警察官、
 「逆転の夏」は元服役囚、
  「ネタ元」は新聞記者
 「密室の人」は裁判官

 職業上、立場上、など
守秘を常とし、閉塞感にあえぐ人間ドラマが
繰り広げられていきます。
 重苦しく緊迫する物語の中
ほっと胸を撫で下ろせる一瞬が
わずか一、二行にこめられているのが
素晴らしく、読後感の良さにうなります。

特に幾層にも重ねられた憎しみに
翻弄され、自身からも巻き込まれて行く
「逆転の夏」での人としてのありかた
には涙がこぼれるほどでした。

今あらためて思い返すと
 全作品すべて「動機」がなんであるかを
探るミステリーでもあることに気がつきました。

1月21日読了


動機 (文春文庫)動機 (文春文庫)
(2002/11)
横山 秀夫

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内容(「BOOK」データベースより)
署内で一括保管される三十冊の警察手帳が紛失した。犯人は内部か、外部か。男たちの矜持がぶつかりあう表題作(第53回日本推理作家協会賞受賞作)ほか、女子高生殺しの前科を持つ男が、匿名の殺人依頼電話に苦悩する「逆転の夏」。公判中の居眠りで失脚する裁判官を描いた「密室の人」など珠玉の四篇を収録。

テーマ : 最近読んだ本
ジャンル : 本・雑誌

Another by 綾辻行人

アニメが4月からBSでも放送が始まっているAnother
 原作読んでたことを思い出し
 アニメ版の感想もふくめて 今頃レビューを

綾辻作品は 動物のお医者さんの佐々木倫子とコラボした
「月館の殺人」しか読んだことがなく(殴打) 
 小説はお初でした。

月館の殺人 上  IKKI COMICS月館の殺人 上 IKKI COMICS
(2005/08/10)
綾辻 行人

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読む前からホラー作品とは知っていても
人気ミステリー作家の論理的筆致の迫力はすさまじく
怖さを感じるよりも主人公の転校先のクラスの謎の正体が
もう気になって気になって一気に読んでしまいました。

しかし読み終わるとその論理的な話の組み立てゆえに
 あれほどの悲劇、人の死が重なり、その影に怯えながら
また新たな3年3組ができていくという”現象”に対して、
もう少し解明されることがあってもいいんじゃないだろうかと
不完全燃焼も感じました。
100%の対処はできなくてもいいから最小限の回避の方法とかを
奥様(小野主上)にお願いしてSPRの面々に調査してもらったら
良いのに〜と ”本気”で思いました(笑)

そしてアニメ版
 絵が可愛らし過ぎて 正直期待せずに観ていたのですが
やはり映像とBGM, そして”声”というのは
恐怖をかきたてるものだなと その破壊力の凄さに
毎週観るのが楽しみになっています。

同時に原作Anotherの真の怖さって
 反復する”現象”を 読者が反芻する度に
恐怖度が増していくことではないだろうかと
おもうようになりました。

 原作読んで「ちっとも怖くないや〜」と
高をくくっていたのが
 今は原作を思い返すと
 「怖いんだよ〜」状態です。


Another(上) (角川文庫)Another(上) (角川文庫)
(2011/11/25)
綾辻 行人

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Another(下) (角川文庫)Another(下) (角川文庫)
(2011/11/25)
綾辻 行人

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内容詳細
その「呪い」は26年前、ある「善意」から生まれた―。1998年、春。夜見山北中学に転校してきた榊原恒一(15歳)は、何かに怯えているようなクラスの雰囲気に違和感を覚える。不思議な存在感を放つ美少女ミサキ・メイに惹かれ、接触を試みる恒一だが、いっそう謎は深まるばかり。そんな中、クラス委員長の桜木ゆかりが凄惨な死を遂げた!この“世界”ではいったい、何が起こっているのか?秘密を探るべく動きはじめた恒一を、さらなる謎と恐怖が待ち受ける…。


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(2012/03/30)
高森奈津美、阿部 敦 他

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テーマ : 推理小説・ミステリー
ジャンル : 本・雑誌

弧宿の人 上・下巻 by 宮部 みゆき

話の続きが気になって気になって
 読み始めるとなかなか本を離せなくなってしまう作品でした。

とはいいつつ 物語当初の

讃岐国、丸海藩の海の描写 丸海藩の立場の複雑さ 
 産業を踏まえての分化された町並みの構図などの描写は
作者が架空の藩を創作することに心血をそそいでいるのが
十分に伝わって想像もしやすいのですが 
描写が詳しければ詳しいほど
時代背景をふまえたその舞台の地の香り、
息吹が感じられないのがちょっとつらかったです。

幕府の要人であった大罪人、
加賀様を”預かる”立場となった丸海藩 
その”人”の処遇によっては  幕府に 
藩のお取り潰し要因を与えかねないという
緊張感に加え、伝え聞く”加賀様”が起こした”悪”に
対する不安が増大していくなか
丸海の地に次から次へと 災厄がふりかかり
 怪異を語っている物語ではないと
分かっていても 人の心が呼ぶ”闇”の深さには
ただただ圧倒されました。

哀しいばかりの生い立ちをもつ主人公”ほう”と加賀様との交流は
物語の予定調和ではあるのですが 
劇的な出来事がおこるわけでもなく淡々と
 心のつながりができあがっていく姿には
もう目頭がじ~んと熱くなっていました。

ただ人があまりに死んでしまって、
それが物語の中で本当に必要だったのかは
疑問


孤宿の人〈上〉 (新潮文庫)孤宿の人〈上〉 (新潮文庫)
(2009/11/28)
宮部 みゆき

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讃岐国、丸海藩――。この地に幕府の罪人・加賀殿が流されてきた。以来、加賀殿の所業をなぞるかのように毒死や怪異が頻発。そして、加賀殿幽閉屋敷に下女として住み込むことになった少女ほう。無垢な少女と、悪霊と恐れられた男の魂の触れ合いを描く渾身の長編大作。


孤宿の人〈下〉 (新潮文庫)孤宿の人〈下〉 (新潮文庫)
(2009/11/28)
宮部 みゆき

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加賀様は悪霊だ。丸海に災厄を運んでくる。妻子と側近を惨殺した咎で涸滝の屋敷に幽閉された加賀殿の崇りを領民は恐れていた。井上家を出たほうは、引手見習いの宇佐と姉妹のように暮らしていた。やがて、涸滝に下女として入ったほうは、頑なに心を閉ざす加賀殿といつしか気持ちを通わせていく。水面下では、藩の存亡を賭した秘策が粛々と進んでいた。著者の時代小説最高峰、感涙の傑作。

テーマ : 読んだ本の紹介
ジャンル : 本・雑誌

マイ・フェア・レディーズ by トニー・ケンリック

久々に邦訳ユーモアミステリ?

「スカイジャック」「リリアンと悪党ども」など 
読んだことのある人なら 思わず ニヤリっとしてしまう
トニー・ケンリック作品 
 といっても もうはっきりいって 
 古典、クラッシックの部類に入ると思いますが
これまた往年の名画をモチーフにしながら
ドタバタしたユーモラスな話の展開のはてに
あっとおどろくトリック炸裂
 (特にスカイジャックのジャンボジェット誘拐のネタは圧巻)

というのをしっかり覚えていて 
     多分古本屋でゲットしてたようで
 (自分のことなのにうろ覚え)
 本棚にあったので読みました。

お話の骨組みは タイトルにあるように
 オードリー・ヘップバーン主演の
 名作 マイ・フェア・レディがベース

ただし
 下町の花売り娘を貴婦人に変身させるのではなく
 英国上流階級出身のご婦人を”夜の女”に大変身させる、、、

 えげつない話になりそうですが
 ある”目的”をもった主人公達⇒ピグマリオンが
 ”夜の女”⇒ガラテア候補の女性探しのくだりと
 訓練の過程はテンポよく持ち前のユーモア
 たっぷりに描かれ楽しかったのですが

 だます予定の宝物を”保管”している宝石商との
 対峙から いきなりトーンダウン
  そもそもの話の真偽すら
 ?印になってしまいました。




【中古】 マイ・フェア・レディーズ (角川文庫)

内容(「BOOK」データベースより)
エメラルドが八個ついたネックレス。ある宝石商が惚れた娼婦に残した豪華な形見。
だが当の女、ロイスは行方不明。ならばそれを騙しとってやろう…それがレディングの
狙いだった。偽のロイスを一人仕立てればいいのだ!白羽の矢を立てた女はマーシャ。
だがロイスは、英国上流階級出身という異色の“夜の貴婦人”。バレればマーシャは殺される。
必死の特訓で、マーシャは化けたかに見えたが、街頭で地を出してしまう。
かくなる上は逆の手段、貴婦人を娼婦に仕立てればいい!そしてレディングの前に格好の女が
現れたのだが…傑作スラプスティック・ミステリー。

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ジャンル : 本・雑誌

チーズと塩と豆と

お世話になっているくまさんの所で気になった作品
図書館にてゲット!

 4人の女流作家によるヨーロッパを舞台とした短編集
「チーズと塩と豆」このタイトルがとっても気になって、、、

余談:豆となると私の頭の中では枝豆は別として
 ”甘い”という味覚に直結するので チリビーンズは苦手

 そして当然と言えば当然ですが 大半が食にかかわる話

特に心に残ったのは 角田光代作 神さまの庭
          森絵都作  プレノワール

 どちらも原点回帰のお話で 似てるかも

どちらの主人公も 家族のしきたり ということに
ひどく反発を覚え嫌い、外の世界へと出て行き
色々な紆余曲折をへて 家族とともに囲む食事の意味を
かみしめて ふるさとへ戻ってきますが、
 たんなる郷愁ではなく、
外の世界を垣間みてこその 
 新たなる故郷での生活がうかがえました。
同時に自分自身の生活の ”食事” の機会にも
いろいろ考えることが、、、
 
 人と一緒に食事するって 大事な時なんだと!


”神さまの庭”  角田光代著
 スペインの片田舎で育った主人公、
 楽しい知らせも、おめでたの報も、
 そして愛する母の間近に迫った死の知らせの時までも
 必ず家族、親戚をクラブと呼ばれる集会所に集め
 手料理を囲んで話し合われることに
 ひどい反発を覚え家訓にあらがい、
 一人あちらこちらへと旅を続けながら
 いつのまにか培った料理の腕をかわれて 
 難民キャンプでの炊き出しを行う
     NGOからスカウトを受けます。
 その時は
「今日、明日と食べる物に窮する人々に食べ物を
 提供して 引き揚げた後はどうなるの」と思いますが
そのスカウトを受けた(主人公が食事を作っていた) 
 ヒマラヤ登頂登山隊の休息場となるゲストハウスの
 マスターの言葉をきっかけに そのNGOの仕事に就くことに

引用
~「こういうとき
(登山隊が遭難したとき) 思うんだよ。
 ああ あの日(出立の日に) 
 あいつらが食いたいものを(故郷の味を)
 たらふく食えて、よかったって」 ~ 

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価格:1,365円(税込、送料別)




10月放送の、NHK・BSハイビジョン紀行番組「プレミアム8」に登場する4人の女性作家が、それぞれヨーロッパのスローフードやソウルフードを求めて旅をし、その土地を舞台に書かれる短編小説アンソロジー。その小説は、ドラマ化され、番組に挿入される。井上荒野はピエモンテ州(イタリア)、江國香織はアレンテージョ地方(ポルトガル)、角田光代はバスク地方(スペイン)、森絵都はブルターニュ地方(フランス)。
【内容情報】(「BOOK」データベースより)
頑な心と心が接触する土地。
4人の直木賞作家の「食と愛」の物語。

【目次】(「BOOK」データベースより)
神さまの庭(角田光代)/理由(井上荒野)/ブレノワール(森絵都)/アレンテージョ(江國香織)

【著者情報】(「BOOK」データベースより)
井上荒野(イノウエアレノ)
1961年東京生まれ。1989年「わたしのヌレエフ」で第1回フェミナ賞受賞。2008年『切羽へ』(新潮社)で第139回直木賞受賞

江國香織(エクニカオリ)
1964年東京生まれ。1989年「409ラドクリフ」で第1回フェミナ賞受賞。2004年『号泣する準備はできていた』(新潮社)で第130回直木賞受賞

角田光代(カクタミツヨ)
1967年横浜市生まれ。1990年『幸福な遊戯』(角川文庫)で第9回海燕新人文学賞受賞。2005年『対岸の彼女』(文藝春秋)で第132回直木賞受賞

森絵都(モリエト)
1968年東京生まれ。1990年『リズム』(講談社)で第31回講談社児童文学賞新人賞受賞。2006年『風に舞いあがるビニールシート』(文藝春秋)で第135回直木賞受賞

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プロフィール

Lake Moraine

Author:Lake Moraine
Lake Moraine Book Cafe へようこそ!
タイトルのLake Moraine(モレーン湖)は20ドル札の絵柄にも使われているカナディアンロッキーにある美しい湖からとりました。
お気に入りの場所でゆったりとくつろいで好きな作品の話を楽しんでもらえたら嬉しいです。

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