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歌川国芳展 前編

 歌川国芳展(全編)に行ってきました♪

大昔、某百貨店の画廊配属だったので
浮世絵のイメージと言えば
 画商さんが”売れ筋”として持って来てた
 美人画、役者絵、風景画が浮かび
絵師を思い浮かべると
 歌麿、写楽、北斎、広重、通好みで英泉

去年 "江戸時代にスカイツリーが?!”と
話題になった歌川国芳の名前が
出てくるのは私の乏しい知識では
        随分後でしたが

これからは北斎の後に即思い出せる!
 と断言できる楽しい展覧会でした!


会場はさっぽろ芸術の森美術館
  • 歌川国芳展2.jpg


遠いのが玉にきずですが
 前面に池がある瀟洒な美術館です。

中に入ると
  • 歌川国芳展3.jpg

猫様がご案内♪

 前編の主題は「花の大江戸、洒落と粋」

 役者絵、美人画、風景画、戯画
 風刺画、妖怪絵とてんこ盛り

さらに嬉しいのが全作品に絵解きパネルが
ついていたことです。

絵の場面の説明や絵の中に織り込められた
模様の意味などの細かな解説が
浮世絵という江戸時代のグラビア(?)の奥の深さを
これまた楽しく教えてくれていました。

  • 歌川国芳展7.jpg


美人画は正直に言うと2〜3パターンの
表情しかなくて、国芳先生、あんまり乗り気じゃ
なかったんじゃと邪推してしまいましたが

歌舞伎の舞台から草を得た舞台絵などの 

  • 歌川国芳展8.jpg

宮本武蔵と巨鯨
 
波のうねるような描写や雨、雪などの表現は
今の3Dも真っ青の迫力で
人の想像力の豊かさとそれを表現しようとする
すさまじさが伝わってきました。

そして妖怪絵
  • 歌川国芳展4.jpg

相馬の古内裏

おどろおどろしい絵なのに巨大骸骨は
どこかユーモラス♪ でも恐ろしさは
少しもそこなわれていない! 

どの妖怪もかわいらしさと愛おしさに
 あふれていました。

そして一番テンションがあがったのは
戯画でございました。
  • 歌川国芳展5.jpg


里すずめねぐらの借宿
 可愛らしいすずめさんたちですが、
あれ〜〜
解説:
弘化2年(1645)の暮に吉原は焼け、仮宅(仮営業所)での営業が許可された。その宣伝をしようにも、天保の改革以降、遊女絵は禁止されていたため、仮宅を描くにあたり、遊女や客の姿を雀に擬人化して対処した。翌弘化三年閏五月、掛名主の渡辺庄右衛門の検印を雀の羽織の紋のように押したことが問題となり、「遠山の金さん」で知られる北町奉行遠山景元が渡辺を罷免するに至ったという、いわくつきの戯画である。


おやおや 酔っぱらいさんたちも♪
  • 歌川国芳展9.jpg


5月30日から始まる後編も楽しみです。
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テーマ : 美術館・博物館 展示めぐり。
ジャンル : 学問・文化・芸術

ミュシャ展

ミュシャ展に行ってきました。

  • ミュシャ展看板.jpg

19世紀から20世紀初頭の美術活動アール・ヌーヴォーの巨匠
私的にはミューシャの表記がなじみ深いのですが
今はアルフォンス・マリア・ミュシャ(Alfons Maria Mucha)と
表記されてるんですね。

ミュシャの名前にピンとこない人でも
波打つようなゴージャスな女性の髪や
流線を描くような優美なドレス姿の美女の挿絵は
きっと目にされているはず! 

  • ミュシャ展fryer のコピー.jpg



今回の展覧会のタイトルは
 ミュシャ展 パリの夢 モラヴィアの祈り
サブタイトル 素顔のミュシャに、会いに行く。

タイトルの意をくむように展覧会は
第一章 チェコ人ミュシャ
 ミュシャの彼自身の家族の肖像画の数々で幕開けでした。
 ミュシャの油彩画を目にすることが出来るなんて!と
一回目の感激! 家族の肖像 特に子供達の
愛くるしいことこのうえない。

第二章 サラ・ベルナールとの出会い
19世紀末パリで大女優サラ・ベルナールにその才を
認められ彼女の舞台のポスターを手がけ一夜にして
名声を手にしたアール・ヌーヴォーの旗手!

  • Alfons_Mucha_-_1894_-_Gismonda.jpg



当時のポスターやパンフレットのオリジナルばかりではなく
各作品の習作も目にすることができて大感激でした。
習作と言ってもスケッチのようなあらいデッサンではなく
完成品と言っておかしくないものばかりで
実際にポスターとして刷られたものより
輪郭線に動きがありました。

それが完成品⇒ポスターになると 素人考えですが
人を立ち止まらせて見てもらうためのもだからでしょうか
時分物やモチーフの輪郭線が太く描かれていて
力強い印象になっていました。

第三章 ミュシャ様式とアール・ヌーヴォー
舞台のポスターばかりでなく
有名なJOBのタバコなどの商品のポスター



そしてチョコレートやビスケットのラベルなど
艶やかな作品や装飾資料中の数々
そしてその華やかなパッケージのデザインを目にして
やっぱりフランスではお菓子は
お・と・な の嗜好品なのね〜と納得

job(l).jpg


第四章 美の探求
四季、四芸術などの連作が習作とともにならび
これまでうっとり眺めていた女性達の表情が
ただ、美しいだけではなく
意志の強さを感じさせる表情だったことに
初めて気がつきました。
  • ミュシャ 四季連作.jpg


第五、六章 ミュシャの祈り
この美術展の白眉と言えるスラブ叙事詩制作へと
むけていくミュシャの軌跡

故郷チェコに戻りスラブ民族の歴史を描くことを通じ
すべての民族と平和と幸福への祈りを表現したと
開設にありました。

自分の国の歴史すらおぼつかない私には
東欧の歴史やミュシャが感じ願った想いは
計り知れることはできなかったですが、

華やかなアートの世界で時代の寵児と
もてはやされる生活を捨て
祖国に戻って制作された大作の数々を目にすることが
できてとても良い一日でした。

テーマ : art・芸術・美術
ジャンル : 学問・文化・芸術

カルティエ CM L’Odyssee de Cartier

お正月の3日でしたかTVを見ていて
偶然眼に入った カルティエのCM

そのあまりの美しさと荘厳さ華麗さに
目が釘付けとなり色々、ウロウロ、サイトを
めぐってましたが、 百聞は一見にしかず

カルティエCM 2012 Cartier ~ L'Odyssée de Cartier



2012年に既に放映されていたそうですが
 →カルティエのパンテールとともに

3分31秒 まるでフィギュアの高橋君のフリーのように
目が離せない。
絢爛豪華なのに叙情に満ちあふれ
カルティエという最高雄老舗宝飾店の
’顔’である名品の数々と高名な顧客の逸話、
歴史を素晴らしい映像で表現

 いいな〜なんか欲しいな〜〜と
思うも 貧乏人の私には 
超、超、超、高値の花のカルティエ
 身につけてく場所もないやっ

ということで せめて知的好奇心を
満たすべく 図書館検索で探して読みました。




時計を中心としながらも
カルティエ創立からいかに「王の宝石商」と
昇りつめていったのか
著名な顧客のエピソードや名品誕生の逸話が
 ちりばめられていてとても面白かったです。

特に興味をひかれたのが
カルティエはアールヌーボーではなく
 アールデコを牽引していったこと
パンテール(豹)シリーズ等 
絢爛豪華な宝石が散りばめられているのに
ゴテゴテしたど派手な印象とは無縁なのもうなづけました。

 懐中時計から腕時計への遍歴が 
てっきり男性の腕時計ありきでそこから細身の女性用腕時計が
生まれたのだろうと思っていたのが逆 
さりげなく携帯しやすい女性用が生まれ
その利便性をもとめて男性用が求められてきたとのこと

そして前述のCMでのモチーフとして取り上げられた
飛行機のパイロット、冒険家のサントスの
「飛行機の操縦中の不便を解消する」腕時計の依頼を
受け、それが後の腕時計の名品サントスの誕生となったとのこと。

この件の冒険家アルベルト サントス デュモンという人の
人生がまたすごい、ブラジル出身にしてフランスに渡り
飛行船の造船事業を手がけ飛行機作成にも着手
ヨーロッパ発の飛行達成、平和主義者この方の方にも
がぜん興味が湧いてきました。


【内容情報】(「BOOK」データベースより)
宝石商の王、カルティエは、いかにして数々の高級時計を創作しえたか?20世紀の時計の歴史と「カルティエ」をめぐる華麗なドラマがわかる一冊。

【目次】(「BOOK」データベースより)
第1章 華麗なる歴史に彩られた「時の芸術」/第2章 創始者3代物語/第3章 特別寄稿・ダンディズム考「優雅なる機能性」/第4章 カルティエの伝統を綴った顧客たち/第5章 150年の伝統を継承する時計哲学の精華/第6章 永遠の美を生み出し、守り継ぐ技術の粋/第7章 時を超えた現代の名品

大原美術館展

 もう先先週となりますが お友達からチケットをもらって
大原美術館展にいってきました。

  • 大原美術館展.jpg


開催最後の週というのもあって
平日なのに朝一からかなりの人、人、人でした。

 大原美術館は倉敷にある大好きな美術館で
二度訪れたことたありますが、

西洋絵画、日本絵画、現代美術(国内屈指)、伝統工芸
中国美術他 その膨大、多彩なジャンルのコレクションは
もとより

初めて行った時に 美術館の成り立ちを知り
社会貢献としての美術館設立の意味
創立者大原孫三郎と画家児島虎次郎との関係や
西洋絵画コレクション形成に対する目的意識の高さ
ゆえに 今 ここでこういった美術品を目にすることが
できるんだと 感激したのを覚えています。

展示作品では正直 
西洋絵画は さほど興味が惹かれる作品群は
来ていませんでしたが

日本画壇の近代洋画には数々の絶品が

特に今回 印象と言うか記憶に刻まれたのが
大原コレクション初期の作品買い付けにあたった
洋画家児島虎次郎の作品二点
 きりりとした女性の肖像も良かったですが
  • 児島虎次郎 睡む幼きモデル .jpg

 この「睡む幼きモデル」がオーソドックスな画風のなかに
瑞々しい初々しさがあふれていてとても好きになりました。

熊谷守一の「陽の死んだ日」 
これは画家自身の息子の亡骸を描いた作品ですが
タイトルもその背景も知らずに初見で見た時は
 眠っている子どもを取り囲むような
カラフルでエネルギッシュな印象をうけたので
画題を目にし、帰宅してから今作の背景を知った時には
愕然としました。ほとばしるような輝きは
命が喪われた瞬間の失われ行く光を
父=画家が縫い止めてしまったかのようでした。

また、古賀春江(ここが詳しいです)の作品も
目にすることができて嬉しかったです。

古賀春江 深海の海

古賀春江 深海の海 


一見普通のモチーフのように見えて
 つっこみどころ満載の取り合わせの
ファンタジー色あふれる作品

一度見るともうその独特なモチーフの
捉え方をわすれることができなくなります。

現代美術のコーナーも外国人作家は
ウォーホール、リキテンシュタインと
万人受けする作品と
デ・クーニング、ラウシェンバーグと
しぶい作品群で、自分の好きな作家作品は
ありませんでしたが、

ここでも日本人の現代美術の先駆者
白髪一雄や吉原治良の大作を
目にすることができたのが眼福でした。
ちょうど今日の夕刊で”具体美術”についての
記事があり、当時一歩も二歩も
先んじていて、狂気じみていた
すさまじさに触れていて興味深かったです。

最後のコーナーには 
 今まさに 日本映画界の話題をされっている監督
蜷川実花の毒々しさ一歩手前の色彩豊かな
花々の写真のコラージュが圧巻でした。


 

テーマ : アート
ジャンル : 学問・文化・芸術

さっぽろアートステージ2011 「美術館・展覧会・ギャラリー(17173)」

本日(といいつつもう日付は変わってしまいました)

 事務所に用事があったので午後から札幌へ

 帰りは東急ハンズをぶらついて

 札幌駅前通地下歩行空間(略して「ち・か・ほ」と呼ぶそうな) にて
 ”さっぽろアートステージ”のインスタレーションや彫刻を
 眺めながら 帰路につきました。

 さっぽろアートステージ

 とはいいつつ だだっぴろい地下歩行空間にぽつぽつ
 置かれている物体、インスタレーションの数々

 正直に言うと あまりピンとくるものが少なかったのですが

 Art Stage.jpg

 これは結構気に入りました。 札幌出身の女性作家!
 鉄の彫刻というのは やっぱり ずしんときます。

そして 大御所 作品は やはり存在感が違いました。

 安田作品  天秘、意心帰 .jpg

 安田侃作 天秘、意心帰   
   他にも3~4体 彫刻が置かれていましたが

 「安田 侃 野外彫刻展 ―街に触れる―」というイベントで
 ここだけでなく札幌市内いたるところに
 大きな彫刻が置かれているのですが
 時間がゆるせば 全部廻ってみたかったです。
 

銅版画家 長谷川潔 from テレビ鑑定団 「美術館・展覧会・ギャラリー(17173)」

 毎週、テレビ鑑定団を楽しみに見ておりますが、
今週はえらい掘り出しもんというか
目の保養になる作品が!!!!!

 長谷川潔 銅版画
タイトルはどうなるんでしょう

 有名なアネモネに 魚がバックに

ご興味ある方は
 公式サイト
 3月8日放送の方から

 写真が小さいのが残念です。

そこで

他の作品を

長谷川潔「キツネと葡萄」.jpg

 キツネと葡萄

長谷川潔 窓辺の花瓶.jpg

 窓辺の花瓶

メゾチント(マニエール・ノワール)という
銅版画の技法を復活させ 
黒であって黒ではない 
陰影のある静謐な世界が
描かれている 長谷川作品

ほっしいよ~
 

【長谷川潔】明治24年横浜に生まれる。明治44年葵橋研究所に入り、黒田清輝に素描を学ぶ。翌年本郷洋画研究所に通い、藤島武二、岡田三郎助から油絵を学ぶ。この頃、山田耕筰や帝大、早稲田の文学青年達との交流から世紀末芸術や表現主義の絵画に関心を持ち、木版画、銅版画を試みる。大正7年渡仏。銅版画技法マニエル・ノワール(メゾチント)を近代的表現で復活させて、銅版画家としての地歩を確立。昭和10年、レジョン・ドヌール勲章を受賞。昭和41年フランス文化勲章、翌年日本から勲三等瑞宝章を受章。終生フランスに在住しパリで死去。



【送料無料】長谷川潔作品集

「悪い奴やな~ 竹久夢二」from 開運!なんでも鑑定団 「気になるテレビ番組(14362)」

 今日も楽しく 『開運!なんでも鑑定団』を
                 見ていたら 

 竹久夢二が交際相手の家族に当てた手紙とスケッチ
 そして女流作家だったと言うその交際相手の
  これも家族宛の手紙が鑑定にでてました。

 作品詳細はこちら

 その作品入手のあらましがいつものようにVTRで
 流れ 鑑定品オープンの運びとなった時に

 紳介さんが言った「(夢二は)評判のワルでんな」の一言に

 相方が「えっ夢二ってそんな悪い奴だったの?」と
 こっちのほうがびっくり発言

 私「夢二のこと知らなかったの?」

 「絵は分かるけどワルい奴って? 女性のこと?」

 「そっち(女性問題)ではワル中の悪!
         あっちにころころ こっちにころころ」

 ( ↑ 高見まこ画ロマンスー夢二の生涯を描いたマンガで学習済)

 と夫婦の会話が盛り上がる中

画面ではしっかり夢二の数々のロマンス
 お相手の女性の写真付きで数々みせてくれるのが
             さすが鑑定団

まあ~ 出てくる人、出てくる人 美人ばっか!

 「やっぱこいつ(夢二)はビョーキだ」
 「同感」

それゆえに あんなにいっぱいの美人画が
        うまれたんでしょうが、、、、

 「悪い奴やな~」by 紳介さん

 「ど~かん!」

 

本願寺展  「美術館・展覧会・ギャラリー(17173)」

2週間近く調子悪かったのも なんとか復調
先週一週間は それを取り戻すかのように
そこそこ出歩いてました!

22日(土)には 本願寺展へ

近美前本願寺展.jpg


5月6日はここの門がしっかと閉まっておりました!

そのリベンジで いきましたが
会期最終日の二日前ゆえ 
 中は   黒山のような人集りでした

正直 不信心ものゆえ (さらに 一応檀家)
 絵巻やら 書の軸等 さら~とスルーしてました。

「おまい 入場料1,200円も払って なにしに

 がっ

 そんな私でも ウィンドーに喰いつく ぶつがっ!

注意: 以下は 歴史的には異なるというより
     間違った見方です!

 青は 戦国BASARA 赤は 炎の蜃気楼の 
  ようするに 萌えフィルターかかってます。

 No. 113 顕如誓詞写  
おお~ 光秀に 明智光秀.jpg
 
 討たれたんだよね~ とウィンドーに近づき

 No.121 毛利輝元

おお~ フラフープ持っている 毛利元就.jpg

 人の孫~ とか

No. 123 下間頼廉誓詞  には

 おお~ あの美男美声兄弟 (兄:東地秀樹、弟:森川智之)

 と 入場料分の元をとれそうなくらいには興味がわきました!

あと No. 136 尊円親王詩歌書巻(鷹手本)では

「ちはやぶる 神代も聞かず
        龍田川 からくれなゐに 水くくるとは」
 


 の歌が 実に美しい字で 堪能できました。

ARTな一日! パート2 これくしょん・ぎゃらりい 「美術館・展覧会・ギャラリー(17173)」

佐伯祐三展の後は

この美術館の2階にある レストラン・ぼーざーる”にて
何度も美術展に行っているのに ここでの食事は初めてで
札幌グランドホテル直営というのも今回知りました。

 企画展に合わせて 特別メニューなども
あったりするというのも 初耳 

私が食べたのは 道産玉ねぎ一杯のポトフ風スープでしたが
 温めたパン2個ついて 美味しかったです。
写真撮ったはずが 保存を忘れたようで
データがな~い~

食後は お隣にある 三岸好太郎美術館に
久々 足を伸ばそうかと思っていたのですが

同じ館内の 常設展の企画が
これまた 私の好きな木版画作家の北岡文雄展と知り
こちらを見ることにしました。(展示は2階)

 北村文雄
北岡氏は1941年(昭和16年)、東京美術学校(現・東京芸大)油画科を卒業し、平塚運一に木版画を学ぶ。55年にフランスに
単身留学し木口木版画を学んだ後日本版画界に木口木版画を広め、その後東京を拠点に活動。日本と中国の木版の技法を融合
する作風で知られる一方、国内で多色刷り板目木版によって日本版画協会、春陽会、日本美術家連盟理事長を務めるなど、日本の美術界における木版画の地位確立に貢献。2007年没


 奥方が札幌出身ということもあり北海道とゆかりが
深く 回顧展も行われ ご本人の遺言で多くの版画作品が
札幌近代美術館に寄贈されたそうです。

 木版画の様々な表現を模索され
時に銅版画とみまがうような作品があるかと思えば
木 という素材を生かした暖かみあふれ
簡略化された自然の美を描いた作品等

北岡文雄 うづくまる女.jpg

  1975年作 うづくまる女
草萌ゆる湿原.jpg

  1986年作 草萌ゆる湿原

一階では
 北海道の四季の移り変わりを30メートル近い絵巻に描かれた
岩橋英遠の ”道産子追憶之巻” と

神田日勝の ”室内風景” を久々見れたのも嬉しかったです。

 東京や京都 他 他都市に比べると
収蔵品も微々たるものでしょうが
 思い立った時に(当然いつもとはいえませんが)

好きな作品を見に行ける というのは

なんともめぐまれたことだと しみじみ思いました。

ARTな一日! パート1 佐伯祐三展 「美術館・展覧会・ギャラリー(17173)」

昨日はレッスンお休みで 

事務所に書類提出したついでに
ARTな一日と洒落こもうということで

札幌近代美術館で開催中の 
  佐伯祐三展へ GO

佐伯祐三展.jpg

1898年、大阪府西成郡中津村(現・大阪市北区中津)の
光徳寺に生まれる。1923年に東京美術学校(現・東京藝術大学)を卒業、翌1924年には渡仏。この年、自作を携え里見勝蔵とともにフォーヴィスムの巨匠ヴラマンクを訪ね「このアカデミック!」と怒声を浴びた体験から、大きく表現を変化させ、さらにユトリロの影響を受けつつ独自の画風を確立。1926年、一時帰国して里見や前田寛治、小島善太郎、木下孝則と「一九三○年協会」を結成するも、パリヘの想いは断ちがたく、翌年再びパリに渡る。この滞在において、広告の文字や並木がパリの街頭風景に躍る佐伯ならではの表現が開花。翌1928年、肺結核を患い精神不安定となりパリ郊外の精神科病院に入院。8月、30年という短くも情熱を燃やし続けた生涯に幕を閉じる。
    

 作品が好きだ嫌いだと思う前に
そのあまりに鮮烈な生き様ゆえに
美術雑誌で頻繁にとりあげられていて
実際に作品を観る前に「夭折の天才画家」
というイメージが 私の頭の中に
刷り込まれている佐伯祐三

図録や写真等でおなじみの作品を
直に見たのは
 多分 今回が初めて

圧巻というより この人にとって
絵を描くということは 上を目指して
自分にしか描けない 良作を 追い求める
苦悩の作業だったのではないか などと
思ってみたり

重々しく暗い街頭風景画に対して
数少ない人物画の鮮やかで生命感あふれる
作品の方に魅力を感じ
 もし絵の主題をひたすらに
街頭に求めるのではなく

題材の比重を もう少し多く人物画や屋内に
求めていたら もっと長生きしたのでは
なかろうかとか 勝手な想像が 
頭を巡りました。

佐伯祐三 人形.jpg

     ”人形”

 彼の描くパリの街頭風景は
ただ 陰鬱というわけではなく
壁に貼られたポスターの踊るような文字や
アクセントカラーとなる赤や黄色が
 ほっと息をつくような安堵感を
与えてくれるのですが

佐伯祐三 広告.jpg

 私はやはり 人々の語らいや
街のにぎわいが聞こえてくるような
荻須高徳のパリの絵が好きだな~と

荻須高徳.jpg

  荻須高徳画集

この展覧会では佐伯を慕って渡仏し
影響を受けた画家達の作品も展示されていて
 その荻須作品2点が見れたのは至福でした。

めったにおめにかかれない
 山口長男の抽象画も目にすることができて幸せ

 
佐伯作品で私が一番好きなのはこちら

佐伯祐三 靴屋.jpg

  写真だと色が淡いのですが
とても力強い作品で 画力の確かさが
じわじわとつたわってきます。

キース・ヘリング  Drawing the Line 「美術館・展覧会・ギャラリー(17173)」

キース・ヘリングのドキュメンタリーDVDを
レンタルしました。

キース・ヘリング 名前でピンとこなくても
こちらをみたら  ああ~ 見たことあると
思われる方も 多いかも

  キース・ヘリング.jpg

 インテリアショップのポスターやカレンダー 
近年だと ユニクロのTシャツで 
  目にすることがあると思います。




~KEITH HARING   DRAWING THE LINE~
アンディ・ウォーホールやバスキアらと並んで称されるポップ・アート界の天才、キース・ヘリングの実像に迫るドキュメンタリー。ドローイングの様子など、貴重な映像が多数収録


 一件 単純 シンプルそのままのキースの絵

すんなりと
メッセージが伝わったり 
あまりにストレートすぎて
どぎつさを感じたりもしてましたが

 地下鉄の壁、 キャンパスの上
外の塀、巨大壁画、アートショップの店内
そこにみえるキースの作品制作風景は
 ただひたすらのびやかに引かれる線が
 これほど魅力的とはと感嘆してました。

一億の値がつく絵画を一人の金持ちに売るのではなく
1ドルの作品として10億の人々の手に渡る


芸術の貴賤の否定
 あらゆる人たちに楽しんでもらうために
 あらゆるところで作品を描いたキース

実際の作品を直にみたくなりました。






レオナール・フジタ展 「美術館・展覧会・ギャラリー(17173)」

没後40年
レオナール・フジタ展

昨日は普段顔をあわせない
同僚達との月一のランチに日
情報交換やら(ちょっぴり)、
息抜き(大半)の
  月一回のお楽しみ

午前中に近代美術館で初日を迎えた待望の
レオナール・フジタ展に
     行ってきました。





レオナール・フジタ=藤田 嗣治(ふじた つぐはる、Leonard FoujitaまたはFujita, 男性, 1886年11月27日ー1968年1月29日)は東京都出身の画家・彫刻家。
現在においても、フランスにおいて最も有名な日本人画家であり、明治以降の日本人芸術家で藤田嗣治ほどの成功を海外で収めたものは他にいない。猫と女を得意な画題とし、日本画の技法を油彩画に取り入れつつ、独自の「乳白色の肌」とよばれた裸婦像などは西洋画壇の絶賛を浴びた。エコール・ド・パリ(パリ派)の代表的な画家である。
 ~Wikiより~

初日なのと前売り券なかったのでチケット手に入れるのに
並ぶ覚悟で行きましたが、幸い予想したほどの人ごみではなく
作品もちょっと順路かえればお気に入りの作品をじっくり
鑑賞できるというびっくり経験!
初日ってあんがい穴なんでしょうか?!

藤田絵画は戦後日本画壇との確執や遺族であった
故君代夫人の意向もあり 展覧会はおろか図録すら
発行できなかった大作の数々を地元で目にできる
幸運に胸の高鳴りを覚えずにはいられませんでした。

子供の頃から
藤田嗣治の名はなぜかしらしっていましたが
一時期 百貨店の画廊に(右も左もわからぬまま)いた時に
目にすることのできた 猫を抱いた少女の
絵に、特にその猫の姿に総毛立つような
心底背中がしびれるような感動を覚えて以来のファンでした。

いかんせん 語彙がとぼしすぎて フジタの作品を
語る言葉をもちあわせていない私ですが、

おかっぱ頭に眼鏡姿の「猫のいる自画像」や
漆黒のなかに浮かび上がる
十数匹におよぶ猫が
      乱舞する「猫」など
美術雑誌でうっとり眺めていた絵が
目の前にある感激は 至福の時でした。

どの作家にも作風の変化があるのは当然ですが

私はフランスでどんちゃん騒ぎに酔いしれる
ような日々の中 「乳白色の肌」と称される
マチエールを産み出した頃の作品が好きです。
世にでていこうとする ギラギラした様子がうかがえ、
フジタの手による女性達は
はなかなさと無縁のような
 凛とした美しさに彩られていて
 
晩年の宗教画に描かれた一般受けする
可愛らしく美しい聖母よりも、、、

油絵に日本画の手法を取り入れたと言われる
線のゆるぎない美しさ
墨絵のように濃淡で表現された筋肉の躍動感

ため息の数々でした


開催中もう一回絶対行きます!

博物館へ行こう by 木下 史青  岩波ジュニア文庫 「美術館・展覧会・ギャラリー(17173)」




【内容情報】(「BOOK」データベースより)

博物館では世界や歴史を感じ、自分を取りもどすことができる。東京国立博物館の本館リニューアルにも携わった展示デザイナーが目指すのは「記念撮影したくなる展示風景」だ。展覧会ができるまでの仕事や国内外で進化中の博物館の魅力を語りつくす。

【目次】(「BOOK」データベースより)

1 博物館に記念撮影したい展示風景を/2 博物館の仕事/
3 博物館を楽しむ/4 進化する博物館/5 博物館へ行こう/付録 ぼくの博物館手帳



頭がいまだおこちゃまゆえか 岩波ジュニア文庫が好きです。
特に職業というか仕事の現場を紹介してくれるものは
大変わかりやすく視野もひろがるので大好きです。

著者は東京国立博物館の展示デザイナー

東京国立博物館
 相方が東京に行くと必ず行くお気に入りの場所です。
収蔵品がいっぱいありすぎて 限られた時間では
他の館までみれないのが残念。

さて、どんな仕事かというと
「モノ=収蔵品」を見せるためのデザインをする
→展示物と鑑賞者を取り巻く空間をデザイン
 展示物に関する情報を伝えるためのデザインをする

ただ貴重な物を置いておけばいいってものじゃないんだと!
あたりまえのようですが、照明の明度、雰囲気、近寄って
じっくり見たいといった無意識の欲求にアピールする工夫など
興味を惹かれました。


~博物館へ行くこととは~
想像力をはたらかせてモノを見ること
仏像なら寺にあったらどうだろう
掛け軸なら茶室にあったらどうだろう
と想像していくこと だそうです。

ぶらりと訪れることのできる
博物館が近くにあったらいいですね。

日本絵画の楽しみ方完全ガイド 「美術館・展覧会・ギャラリー(17173)」



内容情報】(「BOOK」データベースより)

室町時代から現代まで日本絵画の巨匠72人の名作とその生涯を紹介。巻頭では絵画鑑賞が初めての方でも楽しめるように、絵画を楽しむための「20のポイント」を掲載。この一冊で日本絵画の楽しさと面白さがわかる。便利な「画家名50音別索引」付。


図書館から借りた本ですが、有名どころの作品、
画家をテーマ別に列挙して諸説、解説など
読みやすくまとめられていて
とっつきをよくしている本です。

ただ、この手の本は 本当はTVの横あたりにでもおいて
それこそ鑑定団などみて名前が挙がった時にさっと探すのが
いいんですが、しょうもないほどに整理整頓がだめな私

もっと立派な名鑑も棚の奥底にいつのまにやら移動し
持っていたのすら忘れている始末
きちんと覚えていてひっぱり出すのはいつも相方
しかし、一回だすとそのままテーブルの上
たいがい邪魔になって私がしまって忘れるといった
悪循環をおこします。

そんなんでこの本は図書館から借りたのと
幸か不幸か入院重なったので
暇にまかせてざ~と眺めて
やっぱり好きだなと
思う画家と 作品名だけピックアップ

竹内栖鳳 言わずとしれた京都画壇の雄です。
上村松園の師匠の一人としても有名
載っているのは「班猫」で毛繕いしている猫が
そのままの構図で描かれています。
班猫.jpg
余談ですがなんでも
栖鳳宅の玄関には栖鳳作の熊の屏風が置いてあり、
来客は熊の姿みて驚く姿を楽しみにしていたとか、
熊.gif

この作品かどうかはっきりしないのですが
これだと 驚いて腰抜かすというより 
吹いてしまう気が

是非 特別展なんかで一挙に作品みたいです。

伊東深水 朝丘雪路さんのお父上
美人画の巨匠というか浮世絵の流れをくむ美人画の名手
師匠は鏑木清方 清方もまた趣がちがって大好きです。

掲載作品は「湯気」湯浴みというか薄衣をまとった
奥方を湯煙のなかに描いた作品

湯気.jpg

朦朧とした湯煙のなかで髪の鬢があでやかなんです

伊藤若沖 どの作品が好きとかいえないんですが
異彩!の一言です。描写がすごいのにどこか
ユーモラスだったり陰湿といいたいほどの生体の迫力が
あると思います。

鳥獣花木図屏風/伊藤若冲.jpg


「鳥獣花木図屏風」
この作品を所有しているプライス氏は お風呂場を
タイル絵でこの絵の複製をつくたというので
有名な絵ですね。

速水御舟 
炎舞.jpg

「炎舞」
これは山種美術館が移転する以前
旅行で言った時、ちょうど展示してあったので長年の夢がかなった
大好きな作品 炎の中で舞う蛾の姿がもう~
陶酔してしまうほどすごみがありました。

小倉遊亀 

径.jpg

「径」
お母さんと女の子+柴犬(ここポイント)がそれぞれ日傘をさして
一列にならんで歩んでいる様子 もう肌の色合いに日差しの強さや
持ち上げた手で表情がみえない女の子の気持ちを想像したり
おすまししして後ろを歩くワン子の姿すべてが微笑ましいです

片岡球子
はっきりいって好きな画家ではないのですが
この方の作品の前にたつといつも圧倒されます。
当初は認めてもらえず院展出品の作品にはられる赤紙が
トラウマになったとか それでも己の画風を
つらぬいてきたという逸話が作品そのものに
凝縮されているようなオーラをはなっています。
面構 葛飾北斎.jpg

「面構 葛飾北斎」

加山又造 
生まれて初めて図録を買うという行為のきっかけを
作ってくれた画家です。作家井上靖のゆかりのある
作品展だったのですが(その図録はいずこに)
屏風絵で波が押し寄せる海岸の図でした。
波の音が聞こえてくるどころか 飛沫が降ってくるような
錯覚すらした作品 

月光波濤.jpg

   「月光波濤」

同時に 図録ってただの写真だと 当たり前のことにも
きずくほどのギャップを知りました。

ただぱっと見で列挙しましたが
直に見たと覚えている作品と
図録のみか展覧会で見たのか
区別つかない作品も(きっ記憶があやふや~)

なんにせよ
どの作品も実際にみてみないと
なにも始まらないというものなんですよね。
(うん? 意味不明)

ああ~ 作品がじかにみたいです。





グランディーバ バレエ団 ~笑いのレシピツア~! 「美術館・展覧会・ギャラリー(17173)」

ダンサーすべてが男性、初心者も楽しめるエンターテイメント!
グランディーバ バレエ団の好演をみてきました。

バレエなんてこれまで一度もみたことのない
と相方

毎年好演の宣伝を聞くたびに”お笑い”要素に反応して
いつかは見てみたいと話してたのですが、

今年やっと実現しました。

開演後の 第一部
プログラムがあっても演目内容チンプンカンブン
パ・ド・ドゥ が男女二人が踊るパートだということが
やっと理解できたくらいでした。
 (これで昴 Moonの謎がとけた)
テクニックもきっと凄いとおもうのですが
なにせバレエ鑑賞はじめて
 予想していたコミカルさに少し欠けるような
気がして 体調不良もあり 瞬間的に陥落睡眠

ピルエットとか見せ場にはその都度
拍手するというのも知らなくて 当初はぽけっとしていました。
がんばってS席とったのですが結構離れていて
近眼の悲しさ 愛嬌一杯の表情 筋肉のピキピキも
よく見えませんでした

休憩はさんで 第二部
レンタルのオペラグラスを手に入れて
参戦 (ちょっ 戦いじゃありません)

群舞 白鳥の湖
今度はオペラグラスのおかげで 
表情、マッチョ度、踊りがばっちり
 舞台全体が見渡せないのがですが
コミカルで楽しくおかしい踊りが炸裂します
 そして瀕死の白鳥のソロ

 関節はどうなっているのですか? というぐらいの
腕の動き 愛嬌たっぷりの舞
 アンコールでの対応の楽しさ 眠気はふっとびました。

そして第三部
フー・デアーズ  高層ビルの背景をバックに
軽やかな演舞が続いて 楽しい一夜でした。




プロフィール

Lake Moraine

Author:Lake Moraine
Lake Moraine Book Cafe へようこそ!
タイトルのLake Moraine(モレーン湖)は20ドル札の絵柄にも使われているカナディアンロッキーにある美しい湖からとりました。
お気に入りの場所でゆったりとくつろいで好きな作品の話を楽しんでもらえたら嬉しいです。

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